破産確率と勝率について(5/16投稿①)

旧ブログの重要な記事を加筆して掲載します。

いきなり質問です。勝率90%の手法と30%の手法があります。どちらの手法を使いたいですか?

この質問だけで90%もしくは30%の手法のどちらかを判断した人は、どちらを答えたとしてもFXに向いていないです。というか、投資全般も危うく、詐欺にひっかかりやすいので妙な講演会やセミナーにも絶対参加してはいけないレベルです。

しかし、30%の手法であっても10回トレードしたうち、7回負けて90万円の損失を出しても3回勝利し100万円の利益を出せば当初の資金100万円より10万円利益が増えたことになります。模範解答は、この質問に答える前に、質問者に対して「両方の手法の取引スタイルとリスクリワード比率と利益率を教えて下さい、その上でどちらの手法を選ぶか判断します。」です。100万円の予算でFXを始めた人がおり、90%の勝率を誇る手法を採用したと仮定します。勝率90%であっても10回トレードしたうち、9回勝利し10万円の利益が出ても、残り1回の取引で110万円負けてしまうと破産します。この破産確率を示す表が、バルサラの破産確率表になります。要は勝率が低くても利益が出せる手法が採用されるべき手法です。

では勝率90%で利益が出せる手法があれば最強なんじゃないか?と思うかもしれませんが、そんな上手い話は滅多にありません。というのも、FXにもその他の投資と同じく売買に手数料がかかりますので、なるべく少ない取引回数かつ有利なリスクリワード比率で手数料のコストを相殺できる手法でなければなりません。

これから手法を検討される際は下図のバルサラの破産確率表(ググればたくさん出てきます)や実際に自分でシュミレーションすることで勝ちと負け、手数料のトータルを考慮した手法を作り上げていくと良いと思います。

※ http://fxconsulting.jp/barusara.jpから上記図表のみ引用しました。

ちなみに自分の取引手法は勝率だいたい34.4%くらいです。月によっては80%の勝率になる時もありますし10%になる月もありますが、3年スパンでだいた34.4%です。それでもリスクリワード比率を考慮している手法なので利益は出せます。10回取引して6、7回負けるのはごく普通のトレードと心得て取引しているのでドローダウンにも耐えていけます。

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